土用の丑の日

1. 土用とは
 1.1 二十四節気
 1.2 雑節
 1.3 土用
2. 丑の日とは
 2.1 十二支
 2.2 土用の丑の日
 2.3 何故うなぎを食べるのか


1. 土用とは
 
簡単に言うと
立春、立夏、立秋、立冬の前の約18日間のこと
 
 
1.1 二十四節気

 

・中国の中原(黄河中下流域)を中心とした地域の気候を基にしているため、日本の季節感とは合わない場合がある。

・1年を12の「節気」と12の「中気」に分類し、それらに季節を表す名前をつけている。

・重要な中気である夏至・冬至を「二至」、春分・秋分を「二分」とし、併せて「二至二分」(にしにぶん)

・重要な節気である立春・立夏・立秋・立冬を「四立」(しりゅう)

・二至二分と四立を併せて「八節」(はっせつ)

 

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
節気  立春 啓蟄 清明 立夏 芒種 小暑 立秋 白露 寒露 立冬 大雪 小寒
中気 雨水 春分 穀雨 小満 夏至 大暑 処暑 秋分 霜降 小雪 冬至 大寒

節気と中気が交互に繰り返す(立春→雨水→啓蟄・・・)

 

1.2 雑節

 

・二十四節気に含まれないもの、一般に次の9つ

 

名称 読み 内容
節分 せつぶん 各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日。特に立春(2月4日頃)の前日。
彼岸 ひがん 春分・秋分を中日とし、前後3日を合わせた各7日間(年14日)
社日 しゃにち
八十八夜 はちじゅうはちや 立春を起算日(1日目)として88日目
入梅 にゅうばい 梅雨入りの時期(6月11日頃)
半夏生 はんげしょう 半夏という薬草が生えるころ
土用 どよう 五行に由来し、四立の前の約18日間
二百十日 にひゃくとおか 立秋を起算日(1日目)として210日目(9月1日頃)
二百二十日 にひゃくはつか 立秋を起算日(1日目)として220日目


 

1.3 土用

 

・立春・立夏・立秋・立冬の前のそれぞれ約18日なので年に4回土用がある

・あらゆるものは五行(木・火・土・金・水)からなるという思想があり、春に木気、夏に火気、秋に金気、冬に水気とし、残った土気を季節の変わり目にあて、これを土用と呼んだ

 

春の土用 戌の日に「い」のつく食べ物を食べる

夏の土用

丑の日に「う」のつく食べ物を食べる
秋の土用 辰の日に「た」のつく食べ物を食べる
冬の土用 未の日に「ひ」のつく食べ物を食べる


 

2. 丑の日とは
 
簡単に言うと
十二支の2番目の丑があてられた日のこと

 

2.1 十二支

 

・古代中国発祥の暦法(天体の動きによって暦を作る方法)などの区分

・十干(じっかん)という区分もあり十二支と十干を組み合わせて「干支」(かんし・えと)

 

十二支 動物 時刻 方角
ねずみ 0時ごろ
うし 2時ごろ 北北東
とら 4時ごろ 東北東
うさぎ 6時ごろ
りゅう 8時ごろ 東南東
へび 10時ごろ 南南東
うま 12時ごろ
ひつじ 14時ごろ 南南西
さる 16時ごろ 西南西
にわとり 18時ごろ 西
いぬ 20時ごろ 西北西
いのしし 22時ごろ 北北西


 ・時刻は23時を起点に子の刻として2時間単位で数える。(子の刻は23時から1時まで)

・2時間を4分割して30分単位で1つ、2つと数える。(丑三つ時は1時の90分後で2時半頃)

・午の刻の正刻(真ん中)なので正午(午の刻11時~13時の真ん中で12時)

 

2.2 土用の丑の日

 

・土用の約18日間で12日周期の十二支の丑が割り当てられている日

 2020年の夏土用の例

7/19 7/20 7/21 7/22 7/23 7/24 7/25 7/26 7/27 7/28
7/29 7/30 7/31 8/1 8/2 8/3 8/4 8/5 8/6 8/7
立秋

・土用の期間は7/19~8/6日となり、その中で丑の日が2回あり、7/21を一の丑、8/2を二の丑と呼ぶ

 

2.3 なぜうなぎを食べるのか

 

・「う」のつく食べ物なのでうなぎも食べられていたが夏は売り上げが落ちる時期であった。うなぎがこの時期には売れずに困って、エレキテルで有名な平賀源内に相談、土用の丑の日うなぎの日として売り出した。